2021年11月25日

インド国チェンナイメトロ 4号線 契約調印

2021年11月20日、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルを含む3社*の共同事業体(JV)が、チェンナイメトロ公社 CMRLとコンサルタント業務である「チェンナイメトロ フェーズ2 4号線」の契約調印をいたしました。
調印式には、チェンナイメトロ公社からDirector2名(Mr. T. Archunan, Mr. Rajesh Chaturvedi)、弊社からはDr. Reiko Abe 、JV会社であるAECOM IndiaからMr. B. Ramana Naidu、日本工営からDr. G. Sampath Kumar が参加いたしました。調印後、JV各社は、チェンナイメトロ公社の総裁であるMr. Pradeep Yadav と面談致しました。

参加者記念撮影
左から4番目:Mr. Pradeep Yadavチェンナイメトロ総裁

契約書調印の様子
右端:弊社インド現地法人会長 阿部玲子

インドにおいては、メトロ事業は都市交通の概念を大きく変えたと言われております。メトロ運行前は、女性が安心して利用できる公共交通機関がありませんでした。メトロが快適で定時運行のサービスを提供することで、市民生活の利便性を大幅に向上させたと同時に、メトロにより女性の行動範囲が大きく広がったとも言われております。メトロによる利点が広く市民に理解され、現在では国内の多くの都市がメトロ建設を計画しております。
チェンナイは、人口約470万人を抱える6番目の都市であり、既にフェーズ1(1号線、2号線)として54.15kmのメトロが運行を始めております。都市内移動手段の更なる利便性を図るため、フェーズ2(3号線、4号線、5号線)が計画され、3号線&5号線は既に工事が着工され、今回4号線の施工監理のため、弊社を含むコンサルタントチームがチェンナイメトロ公社と契約調印致しました。

本案件は、総延長26.1kmで28駅を建設します。特に都市中心部に敷設される本案件は、総延長の三分の一以上が地下工区となっており、地下工事の施工監理実績を多く持つ弊社の技術力とマネージメント力が期待されております。多くのメトロ事業を手掛けてきた弊社は、インド国に質の高いインフラを提供すべく、コンサルタントとして尽力する所存です。

*AECOM India Pvt. Ltd.、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル、日本工営株式会社

発注者 :チェンナイメトロ公社 CMRL(Chennai Metro Rail Limited)
コンサルタント:AEON JV(AECOM India、オリエンタルコンサルタンツグローバル、日本工営)