株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル港湾部技師石井和希が、2024年8月27日～8月30日にオーストラリア連邦シドニー市のSofitel Sydney Wentworthホテルで開催された第3回PIANC ASIA PACIFIC CONFERENCE (PIANC-APAC2024)に参加、論文の発表を行いました。

【関連リンク】第3回PIANC-APAC 2024　https://piancapac.com/

石井による論文発表

石井は「Advanced LiDAR-UAV Surveying Technology at Patimban Port Development Project」と題して、港湾構造物のより効率的な検査・管理アプローチとしてのLiDAR-UAV*の活用に関して、インドネシア国パティンバン港プロジェクトで実施した試験飛行と精度検証の結果について発表しました。

*LiDAR: Light Detection and Ranging system レーザー画像検出と測距 レーザー光を照射して、その反射光の情報をもとに対象物までの距離や対象物の形などを計測する技術

*UAV: Unmanned Aerial Vehicle 無人航空機

PIANC（The World Association for Waterborne Transport Infrastructure：国際航路協会）は、1885年に設立された国際機関で、ベルギー・ブラッセルに本部を置き、港湾・航路等の技術的課題に関する調査研究、開発途上国への技術援助など、幅広い活動を行う非政治的・非営利的な機関で国連の諮問機関に指定されています。PIANC-APACはPIANCオーストラリア・ニュージーランド部会が主催する国際会議で、主にアジア太平洋地域の港湾やレクレーション港をテーマに隔年で開催されます。第1回PIANC APAC会議は2020年12月に西オーストラリア州フリーマントルで開催され、2022年9月にはメルボルンで第2回会議が開催され、今回が第3回目となります。

OC Globalは最新技術の研究を通じて、途上国の港湾・航路等の技術向上に貢献します。