2020年8月20日

弊社社員がJICA能力強化研修に登壇

2020年7月10日、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:米澤栄二)都市地域開発部課長 太田陽子が国際協力機構(JICA)の実施する、2020年度JICA能力強化研修「障害と開発:開発プロセスへの障害者の参加に向けて」コースの「障害インクルーシブな事業形成」講師として講義を行いました。

同研修は、今後JICA業務に関わる人材が、SDGsを踏まえた多様性を基礎にした共生社会の実現に向け、障害インクルーシブな開発に取り組めるようになること、そのために「障害と開発」に関する基本的な知識、分析や実践の枠組みや視点、アプローチを獲得することを目的としています。「障害インクルーシブ」とは開発におけるすべての取り組みにおいて障がいの視点を反映し、障がい者が受益者あるいは実施者として計画策定や活動実施を含む一連のプロセスへ参加することを保障する取り組みのことで、環境や施設のバリアフリー化や住民との意見交換の場への障がい者参加など様々な活動例があります。

同研修は7月6日から10日の計5日間の日程で実施されました。太田は、「障害インクルーシブな事業形成」のテーマで、弊社が実施したJICAの協力準備調査および円借款事業の「コロンボ新総合都市公共交通システム導入計画準備調査」および「コロンボLRT(Light Rail Transit)プロジェクト」におけるインフラ事業における障害の主流化に係る取り組みについての事例紹介と、障害インクルーシブな事業を提案するための過去に実施した案件の経験を共有しました。
太田は同講義に続いて実施された、参加者の「障害インクルーシブな事業形成」に係るグループワークにもコメンテーターとして参加しました。

新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、研修はZOOMによって行われ、開発コンサルタント企業、NGO、JICA職員等計38名が参加しました。

弊社社員がJICA能力強化研修に登壇弊社社員がJICA能力強化研修に登壇弊社社員がJICA能力強化研修に登壇弊社社員がJICA能力強化研修に登壇

本研修で紹介した実際の事例写真(スリランカ)

弊社社員がJICA能力強化研修に登壇

左から2人目 講師を担当した太田陽子
※写真はアクセシブルなLRT推進のためのワークショップ集合写真