2021年10月11日

国際シンポジウム『東部インドネシア イノベーションウィーク2021』に登壇

2021年9月27日~10月1日にインドネシア国ハサヌディン大学工学部(Universitas Hasanuddin Faculty of Engineering)で開催された、国際シンポジウム『第2回東部インドネシア イノベーションウィーク2021(主催:ハサヌディン大学)』において、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:米澤栄二)とSMEC社が共同スポンサーとなり、弊社社員がオンラインで講演いたしました。
9月27日に開催された第1セッション「Railway Development and Implementation of MRT Jakarta」では、軌道交通事業部インドネシア鉄道事業統括の南條大助が講演し、ジャカルタ都市高速鉄道事業を紹介しました。
第2セッション「Makassar City and The Project Implementation of LRT Jakarta」では、地球環境・スマートシティ部副部長の山田 光影が再エネルギー分野のデジタル化について紹介しました。

本シンポジウムでは、さらに、インドネシア国マカッサル市の市長、運輸省鉄道総局、PT. MRTジャカルタ、インドネシア鉄道協会(MASKA)等に加えて、SMEC社が講演を行い、インドネシアの行政、事業関係者、大学関係者など、250名を超える方々が参加されました。
なお、本シンポジウムは、SMEC社と弊社がパートナーシップ拡大に向けて締結したMoUに基づく、共同事業の一つです。

■ジャカルタ都市高速鉄道事業(MRT南北線フェーズ1)
ジャカルタ中心部と南部を結ぶ約15.7kmの同国初の地下区間を含む都市高速鉄道です。2019年3月に本事業対象部分が開通し、渋滞によって2時間以上かかっていた移動時間が約28分に短縮されました。これにより、市民の生活を大きく変えたほか、沿線商業地の再活性化など沿線開発・再開発を後押しするなどの成果につながっています。また、本プロジェクトは上流段階であるマスタープランから建設、運営・維持管理支援まで日本の政府開発援助を通じて実施されており、官民あげたオールジャパンによる取組みで開業した初の事例として、日本の質の高いインフラ輸出が具現化できた第一号完成案件となりました。

■再エネ分野のデジタル化
ビッグデータ、人工知能(Artificial Intelligence)、モノのインターネット(Internet of Things)に代表されるデジタル化は世界の大きな潮流となっています。このようなデジタル化は再エネ分野においても既に実装されております。今回の講演ではその一端を紹介しました。また、デジタル化技術の中で弊社が得意とする島しょマイクログリッド及びe-mobilityを、多数の島々からなるインドネシアへ裨益をもたらす技術の候補として提案いたしました。

第2回イノベーションウィークのプログラム

9月27日国際シンポジウムのプログラム

軌道交通事業部インドネシア鉄道事業統括
南條の講演様子

地球環境部副部長 山田 光影の講演様子