2021年10月20日、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルを代表とする2社*の共同事業体（JV）がコンサルタント業務を実施している「ビエンチャン上水道拡張工事 (CP-1)および(CP-2）)」の契約調印式が開催されました。
式典には、ラオス国建設省大臣(Viengsavanh SIPHANDONE)、財務省大臣(Bounchom UBONPAHASERTH)、ビエンチャン市市長(Athsaphangthong SIPHANDON)、ビエンチャン市副市長(Phoukhong SIPHANDON)、ビエンチャン市公共事業運輸局局長（スリワン氏）、ビエンチャン市水道局総裁（カンプイ氏）、竹若敬三駐ラオス人民民主共和国特命全権大使、長瀬利雄JICAラオス事務所所長、他多数の要人が出席されました。

経済成長が続くラオスの首都ビエンチャンでは、都市化の進展に伴い、人口の増加や工業団地・大型商業施設の建設が進んでいるため、生活用水のみならず、工業・商業向けの水需要が増大していくことが見込まれています。さらに、配水管網の整備が不十分であるため、恒常的な断水も発生しており、安全かつ安定的な飲料水を供給できず、市民の健康への悪影響を及ぼすことが懸念されています。
本事業は、首都ビエンチャン南部に位置するチナイモ浄水場の拡張、取水口、送配水関連設備の整備、配水センターの改修・拡張等を行うことにより、首都ビエンチャンの衛生環境の向上を図り、地域住民の生活環境の改善に寄与します。
日本政府が円借款を供与する上水道施設改善事業の内容は、２つパッケージに分かれており、浄水場・取水口の拡張、配水池整備、送配水管整備を含むコントラクトパッケージ1（CP-1）、および浄水場及び配水センターのポンプ・モーター等の機械設備調達を含むコントラクトパッケージ2（CP-2） から構成されています。本事業の完成は2024年を予定しています。
弊社を代表とするJVは、本事業の実施設計、入札支援、施工監理等のコンサルタント業務をラオス国政府より受注・実施しております。

*株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル、SMEC International Pty, Limited (オーストラリア)

発注者 ：ビエンチャン市公共事業運輸局（DPWT-VC）
コンサルタント：オリエンタルコンサルタンツグローバル（OCG）、SMECのJV
施工業者：CP-1；大成（TAISEI）、CP-2；JVクボタ・丸紅ﾌﾟﾛﾃｯｸｽ（MPT JV）

調印式の様子（写真提供：大成建設）

左3番目から順に　カンプイ ビエンチャン市水道局総裁、長瀬JICAラオス事務所所長、
プーコン ラオス市副市長、竹若 駐ラオス人民民主共和国特命全権大使、
スリワン 市公共事業運輸局局長