2021年1月5日

インドネシア パティンバン港一部完成 ソフトオープン式典開催

2020年12月20日、インドネシアの首都ジャカルタの東約100㎞に位置するスバン県において、パティンバン港の一部完成とそのソフトオープンを祝う式典が行われました。式典はコロナ禍に配慮した形式で、ジョコ・ウィドド大統領、ブディ・カリヤ運輸大臣、石井正文駐インドネシア特命全権大使、小川重徳JICAインドネシア事務所長らが参加しました。株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:米澤栄二)JV*は、本事業の計画立案時から担当し、現在はその開発第一段階であるPhase1の施工監理業務を担当しております。施工は、人工島式港湾の埋立を担う第1工区を五洋・東亜・りんかい・PP・WIKAのJoint Operation(JO)、防波堤等の港湾の外郭の建設を担う第2工区を東洋建設・Adhi Karya・若築建設JO、そして人工島へのアクセス橋梁の建設を担う第三工区をWIKA・PPのJOがそれぞれ担当しております。

パティンバン港開発は総額約2000億円の円借款を活用して進められる計画で、インドネシア最大級の港湾となります。パティンバン港の近郊にある工業団地には、自動車や電化製品など製造業を中心とした多くの日系企業が集積しており、新たな港湾が完成することでこれらの企業の物流コストが削減できることが期待されています。

インドネシア政府は2027年までにすべての施設を完成させたいとしています。

なお、この式典の模様は、NHKでも放映されました。

関連リンク:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201220/k10012774931000.html

*株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル、株式会社Ides、日本工営株式会社、PT. RAYACONSUL、PT. RAYASURVERINDO、PT. INDRA KARYA

 

日本企業により製造された車両が続々と大型車運搬船に積み込まれる様子

式典の様子 接岸した大型車運搬船を大型バックモニターに投影し、演説するジョコ大統領(前列左)
コロナ禍によりジョコ大統領は大統領府からWeb参加されました。(写真出典:インドネシア大統領府Web)