2021年4月23日

インドネシア コメリン灌漑事業フェーズ3 実施管理、入札支援及び施工監理業務 受注

株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルは、4月12日、Euroconsult Mott MacDonaldを代表とする協同組織(アソシエーション)の構成員として、インドネシア公共事業住宅省水資源総局より、円借款『インドネシア コメリン灌漑事業フェーズ3 実施管理、入札支援及び施工監理業務(契約金額約22億円)』を受注しました。

日本は1979年から継続的にインドネシア喫緊の課題であるコメの自給率達成を支援するため、スマトラ島南部のコメリン灌漑地区の整備を推進しています。本事業では、同事業フェーズ1および2を経て、その最終段階として未だ灌漑用水が供給されない農地8,500ヘクタールへの水供給のため灌漑システムを整備し、コメリン灌漑地区内のフェーズ2までに整備した施設の改修と地区全体の維持管理能力の強化を行います。これにより、コメリン灌漑地区において、コメなどの農業生産が増大することで、農民の所得向上およびインドネシアの食料安全保障に寄与します。

弊社はこれまで、インドネシアやベトナム、カンボジアなどの東南アジアおよび中南米地域で、稲作灌漑事業を実施しています。また、農業開発分野では、このような生産基盤の整備から、農産物のバリューチェーン開発やDX、スマート農業開発支援など、さまざまなタイプの農業開発を支援してきました。これらの経験や知見を活かして、農業分野の発展および農村の開発支援に取り組んでまいりたいと考えております。

契約調印式の様子(弊社はオンラインで参加しました)