2026年9月11日
インド西部貨物専用鉄道(WDFC)開通式 ~約1,500kmの巨大物流インフラ整備を約13年にわたり支援~
2026年9月8日、インド国デリー近郊のDadriと、ムンバイ近郊の同国最大級のコンテナ港であるJawaharlal Nehru Port(JNPT)を結ぶ、全長約1,500kmの西部貨物専用鉄道(Western Dedicated Freight Corridor:WDFC)が全線開通し、デリーにて開通式が行われました。

中央右 当社 ニューデリー事務所長 橋本泰典
中央左 当社 軌道交通技術第二部副部長 吉田稔
西部貨物専用鉄道は、インド政府が推進する大規模国家プロジェクトであり、デリーとムンバイを結ぶ「Delhi-Mumbai Industrial Corridor(DMIC)」を物流面から支えるバックボーンとなる基幹インフラです。日本政府およびJICAによる円借款を通じた長年の支援のもと、インド鉄道省傘下のDedicated Freight Corridor Corporation of India Limited(DFCCIL)が事業主体となり、日本とインドをはじめとする多くの企業、技術者が協力して建設を進めてきました。当社は、 2013年末から約13年にわたりProject Management Consultantとして施工監理に携わってきました。本鉄道は厳しい地形・地質条件に加え、既設鉄道、道路、河川、都市インフラとの複雑なインターフェース、限られた施工空間、関係機関との調整など、多くの技術的・マネジメント上の課題がありましたが、当社は、土木・軌道、橋梁、電力、信号通信をはじめとする幅広い分野において、設計照査、施工監理、品質・安全管理、工程管理、契約管理、関係機関との調整などを通じて、課題解決とプロジェクトの実現を支えてきました。
西部貨物専用鉄道は、大容量貨物輸送を可能とする長大・重量貨物列車やダブルスタック・コンテナ列車の運行が可能となり、デリーを中心とする北部・内陸地域と、インド最大の貿易港の一つであるJNPTとの物流ネットワークが大きく強化されます。これにより、貨物輸送時間の短縮、輸送能力の増強、物流コストの低減、既存鉄道や道路の混雑緩和、さらには道路輸送から鉄道輸送へのモーダルシフトによる環境負荷の低減など、幅広い効果が期待されています。また、インド最大の経済圏の一つであるデリー・ムンバイ間を効率的な物流ネットワークで結び、その沿線における産業開発、港湾物流、製造業、国際貿易を支えることで、今後のインド経済のさらなる発展に長期にわたって貢献する国家的インフラです。
OC Globalは、世界各国のパートナーとともに、安全で持続可能な社会インフラの整備を通じて、人々の暮らしと経済発展に貢献します。
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