2026年8月27日

インドネシア・スラウェシ島におけるエビ養殖事業の起工式を開催 ~地域との共生を図り、持続可能な水産養殖事業の実現へ~

2026年8月14日、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル(以下「OC Global」)は、インドネシア共和国スラウェシ島ポレワリ村にて、バナメイエビ養殖事業の起工式を開催しました。

本事業は、PT. Akuakultur Konawe Nusantara(以下「AKN社」)*が推進するもので、式典には、Lainea郡長Mangendre, A.Ma., S.Sos氏をはじめ、村行政関係者、地域コミュニティの代表者、地域住民、AKN社Aryo社長等の事業関係者が出席しました。

*AKN社は、PT. Indmira社、PT Yogya Nusa Ventura社およびOC Globalの共同出資により設立された、本エビ養殖事業を推進する事業会社(SPV)です。

式典の様子

式典参加者

■事業概要
プロジェクト名:Smart Farm Project in Southeast Sulawesi
事業会社:PT. Akuakultur Konawe Nusantara(AKN社)
生産品目:バナメイエビ
年間生産規模:約1,300トン(将来的に約4,000トン規模へ拡張予定)
施設規模:総面積33.9ha/養殖池面積7.9ha
所在地:インドネシア共和国 東南スラウェシ州南コナウェ県ラネア郡ポレワリ村
スケジュール:2026年8月着工、2027年5月末完工、同年7月出荷開始予定

■ 地域とともに進めるバナメイエビ養殖事業
本事業では、東南スラウェシ州に養殖施設を整備し、国際的な需要が高いバナメイエビ(ホワイトレッグシュリンプ)を生産します。年間約1,300トンの生産・供給体制を構築し、将来的には年間約4,000トン規模への拡張を目指します。
世界的な人口増加や動物性タンパク質需要の拡大を背景に、水産養殖は持続可能な食料供給手段として重要性を増しています。インドネシアにおいてもバナメイエビは重要な水産品目の一つであり、本事業を通じて同国の水産業の発展と国際競争力の向上に貢献していきます。
また、本事業では養殖施設の建設・運営を通じて現地人材の活用を進め、地域における雇用機会の創出を図ります。あわせて、養殖技術や事業運営に関する知識・ノウハウを現地人材へ移転することで、地域に持続的な産業基盤を形成していくことを目指します。

■ 地域社会と長期的な関係を構築
起工式で挨拶したAKN社のAryo社長は、ポレワリ村の行政および地域住民からの歓迎に感謝を述べるとともに、本事業が短期的な取り組みではなく、地域社会とともに長期的な事業基盤を構築していくものであることを強調しました。
また、Lainea郡長のMangendre氏は、AKN社による投資を歓迎するとともに、地域行政として本事業を積極的に支援していく姿勢を示しました。民間投資による雇用創出や地域経済の発展への期待を表明するとともに、企業、行政、地域住民が相互の信頼関係を構築しながら事業を進めていくことの重要性を述べました。

■ OC Globalのインフラ技術を養殖事業へ
OC Globalは、これまで世界各国における道路、橋梁、鉄道、空港、港湾、上下水道等の社会インフラ整備を通じて培ってきた技術とプロジェクトマネジメントの知見を、本養殖事業にも活用します。特に、水処理技術や施工監理技術を養殖施設の設計・施工・運営に活用し、環境負荷の低減と生産性の向上を両立する養殖施設の構築を進めます。さらに、水質やエビの生育状況を把握するデータ管理基盤、センサー、ドローン等のデジタル技術に加え、日本からの遠隔モニタリングも活用することで、施工・運営管理の高度化、品質の安定化、トレーサビリティの確保を図ります。
起工式では当社の飯田も挨拶し、地域関係者からの協力と歓迎に感謝するとともに、現地の事業関係者や地域住民と力を合わせてプロジェクトを進めていく考えを表明しました。式典の最後には、AKN社経営陣、行政関係者、地域関係者らによるテープカットが行われ、本事業の本格的なスタートを祝いました。
OC Globalは2026年6月にAKN社への資本参画を公表しており、本事業を建設コンサルタントとして培ってきたインフラ技術を活用して一次産業の高度化に取り組む投資型事業の一つとして推進しています。

 

OC Globalは、将来の栄養源の不足に備えて、新鮮で栄養価の高い安心安全な商品の安定供給に寄与します。また、陸上養殖を通じて海の負担を軽減することに貢献します。