2024年11月18日

インドネシア国 LRTジャカルタフェーズ1B施工監理 施工と試運転で同国最速記録を樹立

株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルを幹事会社とする共同企業体*が担当する「インドネシア国LRTジャカルタ フェーズ 1B(ヴェロドーム~マンガライ線)」の施工と試運転を無事故かつ同国最速**で実施したことが同国の記録認定機関Museum Rekor-Dunia Indonesia (MURI)に認定され、2024年11月11日、ジャカルタにて、JAKPRO(PT Jakarta Propertindo (Perseroda))のイワン・タクウィンCEOより認定証を受領しました。
*株式会社 オリエンタルコンサルタンツグローバル、PT. Oriental Consultants Indonesia, PT. Jaya CM, PT. Dardela Yasa Gunaで構成される共同企業体
**LRT高架鉄道工事における、最初の1駅目までの1区間の着工から試運転までが、同国最速であった

右:JAKPRO イワン・タクウィンCEO
左:当社代表取締役社長 米澤栄二

左:施工最速記録の認定証
右:試運転実施最速記録の認定証

 

JAKPROによって運営されるLRT(Light Rail Transit:軽量軌道交通)ジャカルタは、2019年12月にプガンサアンドゥア駅〜ヴェロドーム駅間を結ぶフェーズ1区間が開業しており、本事業のフェーズ 1Bはその延伸となるヴェロドーム駅~マンガライ駅間(延長約6.4㎞、全線高架、5駅)を対象としています。当社を含む共同事業体は、同区間の基本設計照査・入札図書作成、入札支援と施工監理を行っています。詳細設計から施工監理においてBIM(Building Information Modeling)の4D機能を活用することで、設計の合理化、工事リスクの低減、工程管理の最適化を実施し、短期間かつ無事故で大きな成果を出すことに成功しました。本プロジェクト全線の完工は2026年8月末を予定しています。今後はマンガライ駅からドゥクアタス駅までの延伸工事が発注され、将来的には北上し、内環状線を形成する計画があります。
首都ジャカルタの北東部と中心部をLRTで結ぶことにより、年々深刻化する首都ジャカルタの交通渋滞の解消、地域住民の利便性向上、環境配慮型交通社会の実現に寄与します。

 

OC Globalは、最新の技術を駆使して安心安全かつ効率的な鉄道整備を行うとともに、鉄道整備を通じて当該国のCO2削減や経済成長に寄与しています。