2025年10月3日
インドネシア国離島事業「Smart Island Pilot Project」製氷工場稼働 現地政府・大学との連携を強化
株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルと、当社のインドネシア現地法人であるPT Oriental Consultants Indonesia (PT.OCI)がインドネシア国南スラウェシ州マカッサル市で実施している離島事業「Smart Island Pilot Project」において、2025年1月に着工した太陽光発電設備等自家発電設備を伴う製氷工場がこのたび完工し、本格稼働を開始しました。
これに伴い、2025年9月12日(金)にマカッサル市へ表敬訪問を実施しました。ムナフリ・アリフッディン市長からは本プロジェクトに対し、「製氷工場の存在は、特に島の人々にとって良い経済効果をもたらすでしょう。漁獲物の品質保持に加え、島に新たな経済活動を生み出すきっかけになります。」との高い期待が寄せられました。また、2025年9月19日(金)には市長自らがプロジェクトサイトであるバラン・ロンポ島を視察され、一連の活動はマカッサル市の現地新聞であるTribun Timur紙の一面に報じられるなど、地域社会から極めて高い関心を集めています。
マカッサル市長表敬訪問
中央左 マカッサル市 ムナフリ・アリフッディン市長
中央右 当社インド現地法人代表取締役社長 鈴木 力
左から4人目 当社スマートシティ部 橋爪 路乃
マカッサル市長現場視察の様子
製氷工場の太陽光発電設備
工場内の製氷設備
当社はインドネシア国ハサヌディン大学(本拠地:南スラウェシ州マカッサル市、学長:Prof. Dr. Ir. Jamaluddin Jompa, M.Sc.)と離島事業の業務協力に向けた合意文書(Memorandum of Agreement; MOA)を締結していますが、ハサヌディン大学の69周年記念イベントでは、学長自らが当社との協働に言及されました。今後はより具体的な協同内容を含めたMOAの再締結や、ハサヌディン大学でのタスクフォース設置など、さらなる連携強化を進めます。
ハサヌディン大学周年イベントの様子
学長が当社との協働に言及された
本離島事業は、南スラウェシ州の離島に再生エネルギーを電源としたコールドチェーン*設備を導入することで、離島の電化と水産業の発展を促進するもので、南スラウェシ州マカッサル市沖の離島が抱える漁業の生産性向上や生活環境改善を目指しています。
OC Globalは再生可能エネルギーを利用したコールドチェーン設備の導入により、安全で新鮮な食料の流通を支援することで当該国の食料問題の解決を支援するとともに、貴重な水産資源の保護に貢献します。