世界の繁栄と持続可能な社会の実現のため、開発途上国のニーズと日本の技術をマッチングさせ、相手国の社会開発課題の解決に貢献する案件を実施すると同時に、高い技術を有する日本企業の事業拡大を通して我が国の地域振興を促す。
150カ国以上でのODA案件実績を通じて得られた幅広い現地のネットワークと豊富なノウハウを活用し、日本企業の多様な技術を活かした海外展開を支援します。物流やインフラ、教育や農林水産など、市場環境の多様なニーズに応える幅広い分野と、ODA分野に限らず公共組織・民間企業での豊富な経験を有するコンサルタントが多数在籍しています。
これまでOC Globalは、主にJICAの中小企業・SDGs支援事業の実施とその後のビジネス化を通じて、優れた技術やアイディアを持つ日本企業とともに、コンサルタントとして相手国の社会課題解決に注力してきました。同時にパートナーとして日本企業を支援しながら、日本の地方に埋もれている技術の発掘を行うことで、地方創生にも貢献してきました。
さらに、OC Globalは各種補助金を活用した事業展開支援に限らず、新興国・途上国へのマーケット調査やビジネス計画に関する各種調査、ビジネス実施支援など、日本企業のニーズに応じたサービスを提供いたします。
新興国・途上国マーケット調査
ビジネスモデル策定
各種補助金事業応募・実施支援
事業マネジメント
共同事業・投資
海外展開・進出時に企業の負担を軽減するため、公的な支援制度の活用をご提案しています。これまでに活用した補助金のスキーム名と実績の一部をご紹介します。
JICA中小企業・SDGsビジネス支援事業
・地雷除去ロボット導入調査(カンボジア)
・コンクリート二次製品の導入調査(ラオス)
・サトウキビ収穫機導入調査(インド)
・職業訓練コースの設計・運営(ラオス)
・農業生産性向上調査(インドネシア)
・トンネルの安全性向上調査(ベトナム)
・道路維持管理手法効率化調査(モザンビーク)
・エネルギー地産地消事業導入調査(フィリピン)
経済産業省・質の高いインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業
・国際貨物車両通行管理に係るICTプラットフォーム導入調査(ラオス)
調査期間 :2019年1月~2020年1月
対象国・地域:ラオス国ビエンチャン特別地区、ビエンチャン県、ルアンパバーン県、チャンパサック県パクセー郡
企業の製品・技術
専用工場において鋼性型枠を用いて製作後、現場へ設置されるコンクリート二次製品。一般的なコンクリートと比較して、①高品質、②低価格で、③天候に左右されず、④短納期が可能となる。
ラオスのインフラ整備の課題
・経済成長を促す国内・国際道路の効率的な整備
・道路維持管理費用の低減
・首都ビエンチャンにおける渋滞・混雑の緩和
・自然災害後の迅速な復旧作業の実現
企業の製品・技術により解決できたこと
道路の耐久性が向上し、ライフサイクルコストを低減させることにより、①道路維持費用の削減、②道路維持費用の削減による新たな道路建設費用の捻出、③公共事業予算の健全化、④耐久性の高い道路により斜面崩壊などの災害低減及び都市部での渋滞緩和に貢献した。
ビジネス展開計画
・株式会社三幸工務店の現地子会社Sanko Laoが現地ゼネコンをパートナーとして事業を展開する。
・Sanko Laoは技術(製品製造、施工)、現地ゼネコンは原材料の安定供給及び現地ネットワークという強みを活かしながら、①ODA、②政府公共事業、③民間を製品供給先の対象として、事業を展開していく。
パイロット工事にてコンクリート二次製品設置
現地建設業関係者を招待した製品紹介セミナー
調査期間 :2018年4月~2020年3月
対象国・地域:ラオス国ビエンチャン市
企業の製品・技術
日本有数の家具の産地である大川家具の製造技術
ラオスのインフラ整備の課題
・持続的な経済成長を実現するための製造業育成と雇用創出
・低次加工の木材や品質レベルの低い加工品の廉価での出荷(違法伐採)による森林資源の減少の防止
・木材関連産業の近代化(家具製造技術の向上)
企業の製品・技術により解決できたこと
・高品質な家具を製造できる産業人材育成への貢献
・木材関連産業の活性化および製造業の発展
ビジネス展開計画
現地パートナーと協業し、ラオス国産の木材を使用した家具を製造し、「ラオス家具製品」としてブランド化を図り、国内及びASEAN諸国へ販売する。
家具製造技術指導
家具ショールームの設置