2023年7月10日－14日に米国・サンディエゴで開催されたEsri User Conference 2023に、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル　地球環境・農業開発部次長 松﨑栄治が登壇しました。
Esri User Conferenceは、GISのソフトウェアやデータを扱うEsri社が開催するイベントで、毎年、世界各国から17,000名以上のEsri製品ユーザーが参加し、様々な分野のプロジェクトや研究で培った経験とノウハウを共有、意見交換をします。松﨑は当社が携わっている『フィリピン国マニラ首都圏地下鉄事業』での地理情報システム（GIS）を活用したプロジェクト監理の方法について、施主フィリピン国運輸省担当者と共同で発表しました。プレゼンターは米国 Esri 社内の選考委員により審査されます。松﨑らのプレゼンテーションは狭き門を突破し、この度の栄誉ある登壇となりました。

Esri User Conference2023でプレゼンテーションする松﨑栄治

関係者との記念撮影

マニラ首都圏地下鉄事業は日本政府ODA 資金及び無償資金協力で実施され、延長34km、2028 年の開業を目指し現在工事が着々と進行しています。当社は本事業の施工監理業務においてGISやBuilding Information Modeling（BIM）によるプロジェクト管理システムを活用して業務を行っています。GISとBIM、VR Virtual Reality（VR）等を連結することで、プロジェクト管理全体のDX（Digital Transformation）化を積極的に推進しています。
フィリピン経済の中心であるマニラ首都圏は人口1,300 万人を擁し、経済の急速な発展と一極集中により、交通混雑が悪化の一途をたどっています。当社はこれまでにフィリピン国内で複数路線の鉄道の計画・設計・施工管理等を実施しており、今後もフィリピン国運輸省と緊密に連携し、安心安全かつ効率的な工事の実施を強力に推進していきます。

OC Globalは、最新のデジタル技術を活用し、安心安全かつ効率的なインフラ整備を行うとともに、鉄道整備を通じて当該国のCO2削減に寄与します。