2025年8月1日
OC Global ブラジル国パソフンド市とオンサイト・グリーンアンモニア建設補助に関する覚書締結
2025年7月22日、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルは、ブラジル国パソフンド市と、オンサイト・グリーンアンモニア建設補助に関する覚書を締結しました。
締結式には、パソフンド大学学長や市議会議長らが同席されました。
中央右:Pedro Almeida市長
右から2人目:パソフンド大学 Bernadete Dalmolin学長
中央:当社代表取締役社長 米澤栄二
パソフンド市長らとの懇談
当社は、ブラジルの現地法人ORIENTAL CONSULTANTS GLOBAL DO BRASIL LTDA(OCGBR)を通じて、オンサイト・グリーンアンモニア製造・販売事業を実施するBEGREEN BIOENERGIA E FERTILIZANTES SUSTENTAVEIS PASSO FUNDO SPE S.A.(SPV Passo Fundo)に出資しています。パソフンド市はこのオンサイト・グリーンアンモニアプラントの設置自治体のひとつで、この度締結した覚書では、プラント設置にあたり、市が水資源インフラやアクセス道路などの整備費用の一部を補助することが盛り込まれました。
プラント建設予定地の視察
建設予定地で設置が義務付けられる環境当局からの
許認可の看板
本プラントは、パソフンド大学のキャンパス敷地内に建設される予定で、地域社会の理解のもと、ブラジルの連邦法および関連法に基づく環境ライセンスも取得済みです。商業稼働後は、売上の一部をパソフンド大学院工学修士課程の奨学金として提供することが計画されており、地域の人材育成や応用研究にも貢献します。また、OCGBRとパートナーのBegreen H.D.は、パソフンド大学を拠点とする産官学連携のインキュベーションコミュニティ「TecnoAgro」に加盟しており、同コミュニティからの専門的な助言が円滑な事業推進の基盤となっています。
本事業は、世界有数の食糧生産国であるブラジルの農業セクターにおけるCO2排出量削減という社会課題解決に貢献するだけでなく、地域大学や自治体との高度な産学官連携を推進するとともに、雇用創出や納税など、地域社会にも貢献します。
OC Globalは、グリーンアンモニアプラントへの投資を通じてCO2の削減と当該地域の雇用創出に貢献します。