2025年6月3日
OC Global PT MRT Jakarta社のTOD促進を支援
株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルはインドネシア国ジャカルタのTOD推進を支援しており、その一環として、2025年6月2日、PT MRT Jakarta社(PT.MRTJ)がTOD促進のために建設した複合施設『トランスポートハブ』内に、当社が幹事会社を務めている「ジャカルタMRT南北線2期入札支援・施工監理」の事務所を設立しました。南北線2期施工完了予定の2030年2月までPT.MRTJのTOD促進を緊密に支援していきます。
『トランスポートハブ』全景
『トランスポートハブ』内の事務所前で
右 PT.MRTJ建設担当役員 Weni Maulina氏
左 当社プロジェクトマネージャー 西澤健太郎
PT.MRTJは、ジャカルタ特別州のMRT(Mass Rapid Transit, 大量高速輸送)運行会社で、さらに、州知事令 によりMRT沿線のTOD(Transit Oriented Development , 公共交通指向型開発)のマスターデベロッパーとして指定されている公企業です。
2024年7月、PT.MRTJはジャカルタでの一番の交通の結節点であるドゥクアタスに、TODのモデルケースとして、ホテル・オフィス・商業施設などからなる複合施設『トランスポートハブ』を完成させました。『トランスポートハブ』からは、MRTJ BNI ドゥクアタス駅、在来線のKCIスデルマン駅、ジャボデベックLRTのドゥクアタス駅、空港線のBNI City駅へ徒歩数分でアクセスすることが可能で、市民の利便性が大きく向上しています。インドネシア初となるTODは、都市居住者のライフスタイルや移動ニーズを支えるものであり、近距離で安全かつ快適、かつ手頃な交通手段を求めるジャカルタ市民の願いを実現するものです。
当社は、1980年代よりジャカルタ首都圏の交通マスタープラン策定を始めとする数々の交通ネットワーク構築事業に携わっており、最近ではPT.MRTJが運営するジャカルタ都市高速鉄道(MRT)南北線フェーズ1の入札支援・施工監理業務、南北線フェーズ2の設計・入札支援・施工監理業務、東西線の設計業務を実施しており、2019年3月に南北線フェーズ1が開業しました。また、当社は、PT.MRTJとTOD支援や海外協働の覚書を締結しており、円借款事業で設立・育成された鉄道事業者としてのPT.MRTJの更なる発展が実現できるように支援しています。
OC Globalは質の高い、信頼でき、持続可能かつ強靱なインフラ整備を通じて、当該国の経済発展を支援しています。