2024年11月15日

ジャボデベックLRT土木学会技術賞受賞をインドネシア鉄道総局長へ報告 インドネシア初の無人運転が高く評価される

インドネシア国ジャボデベックLRTプロジェクトがインドネシア国運輸省鉄道総局と株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルの連名で令和5年度土木学会賞技術賞(Ⅱ)を受賞したことを受けて、2024年11月12日、ジャカルタにて、ジャカルタ運輸省リザル鉄道総局長へ受賞を報告し、盾と表彰状を贈呈いたしました。贈呈式には在インドネシア日本大使館の上田肇公使が立ち合いました。

中央 上田肇公使 左 リザル総局長
右 当社代表取締役社長 米澤栄二

土木学賞技術賞を受賞したジャボデベックLRTプロジェクトは、自動安全運行システムの導入、大規模な公共交通整備による気候変動への対策、地震対策、インドネシア現地政府発注大型案件への本邦企業の進出などが評価され、2022年にインドのゴアで開催されたアジア土木学会にて、2022 ACECC Civil Engineering Project Awardも受賞しています。

インドネシア国ジャカルタ首都圏地域は慢性的な交通渋滞、不十分な公共交通機関、車両やオートバイの増加、道路拡張の遅れ、大気汚染、交通事故の増加など、深刻な交通問題に悩まされています。この深刻な交通問題を解決するために大きな輸送力を備えた総合的かつ大量の公共交通機関の整備が急務となった為、2015年にジョコ・ウィドド前大統領が国家戦略プロジェクトとして大統領令を施行し、国営建設会社アディ・カリヤを建設事業者に指名し、2015年9月に着工しました。当社は、共同企業体の代表として、Jaya CM社をはじめとする数社のローカルコンサルタントと共に、2017 年 4 月から2023年8月28日の開業まで、設計精査・施工監理・契約監理サービス等を提供しました。

ジャボデベックLRTは全3路線(全長44.41㎞)あり、中央ジャカルタのドゥクアタス駅を基点として3路線が結集する東ジャカルタのチャワン駅迄をLine 2(11.03㎞ 区間8駅)、チャワン駅から西ジャワ州デポック市のハルジャムクティ駅を結ぶチブブールラインをLine 1(14.89㎞ 4駅)、またチャワン駅からブカシ県に完成した車輛基地(約11ha)の手前に隣接するジャティムリア駅を結ぶブカシラインをLine 3(18・49㎞ 6駅)が有り、全長は44.41㎞あり、区間の全駅数は中央のハブ駅のチャワン駅を含め17駅あり(中国高速鉄道(KCIC)と接続し、KCICが施工したLine 3のHalim駅を含めると18駅)、本線内には最大径間148mと鉄道路線としては世界最長と言われるKuningan橋を含め全10橋の長大橋が施工されています。
*株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル、ジャヤ CM、インドラカリア、ラヤコンサルタントJoint Operation

鉄道橋では世界最長の径間となるクニンガン橋

 

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