2024年10月23日
インドネシア国 LRTジャカルタ延伸プロジェクト フェーズ1B(ヴェロドーム~マンガライ間)運転式典開催
2024年10月14日、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルを幹事会社とする共同企業体*が、建設と鉄道運営を担当する「LRTジャカルタ フェーズ 1B(ヴェロドーム~マンガライ線)」の1区間(ヴェロドーム駅とラワマグン駅間)の運転式典が開催されました。工事は2023年8月に開始し、約1年間で1駅区間の高架構造物と軌道の施工を行いました。
(*株式会社 オリエンタルコンサルタンツグローバル、PT. Oriental Consultants Indonesia, PT. Jaya CM, PT. Dardela Yasa Guna)
施工中の新駅に対しメンテナンス車両を用いて実施した入線試験の様子
中央左:ヘルージャカルタ特別州知事代行
左:イワン・タクウィンPT Jakarta Propertindo (Perseroda) CEO
中央右:当社社内プロジェクトマネージャー浦本翔平
中央:BIMによるデジタル設計シミュレーションを体験するヘルー ジャカルタ特別州知事代行
本プロジェクトにおける路線図と運転式典走行区間(出典:Google earthより当社編集)
PT Jakarta Propertindo (Perseroda)によって運営されるLRTジャカルタは、2019年12月にプガンサアンドゥア駅〜ヴェロドーム駅間を結ぶフェーズ1区間が開業しました。本事業はその延伸となるヴェロドーム駅~マンガライ駅間(延長約6.4㎞、全線高架、5駅)を対象としており、当社共同事業体は同区間の基本設計照査、入札図書作成、入札支援および施工監理を行っています。詳細設計から施工監理においてはBIM(Building Information Modeling)の4D機能までを活用することで、設計の合理化、工事リスクの低減、工程管理の最適化を実施し、短期間で大きな成果を出すことに成功しました。全線工事の完了は2026年8月末を予定しております。今後はマンガライ駅からドゥクアタス駅までの延伸工事が予定されており、将来的には北に延伸し内環状線を形成する計画もあります。
首都ジャカルタの北東部と中心部をLRT(Light Rail Transit:軽量軌道交通)で結ぶことにより年々深刻化する首都ジャカルタの交通渋滞の解消、地域住民の利便性向上、環境配慮型交通社会の実現に寄与します。
OC Globalは、最新の技術を駆使して安心安全かつ効率的な鉄道整備を行うとともに、鉄道整備を通じて当該国のCO2削減や経済成長に寄与しています。