2024年3月25日
国際女性デー JICA企画座談会 OC Global課長 細野美晴 途上国の都市開発について語る
国際協力機構(JICA)が国際女性デーにあわせて企画した、マスタープランづくりに携わる女性の座談会に、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル都市地域開発部課長 細野美晴が参加しました。
【関連リンク】JICA HP:
国際女性デー 途上国の未来を共に創る、都市のマスタープランづくりに挑む女性たち
Celebrating International Women’s Day: Planning Cities of the Future in Developing Countries
都市地域開発部課長 細野美晴
座談会参加者
(出典:JICA)
国際女性デー(International Women’s Day)は、1904年のニューヨークの婦人参政権を求めたデモが起源とされ、1975年に国連が3月8日を「国際女性デー」と制定し、以降、女性の社会参加や地位向上を呼びかける日として世界各地で様々なイベントが開催されています。
今回の座談会はJICAが国際女性デーを記念して企画したもので、途上国の将来像を描くマスタープランづくりや都市開発の最前線で活躍するJICA職員やコンサルタントの女性たちが、自身の仕事ややりがいについて語りあいました。
細野は座談会の中で、都市計画の仕事について「都市計画というのは、将来の市民生活にとても大きな影響を与える、責任ある仕事です。ですから、まずは現地の方に使ってもらえる計画を策定することが大前提だと思っています。(中略)住民代表が訴える主張を受け止めながら、あきらめずに対話を重ねることが大切だと思っています。」と発言。また、自身が携わっているアフリカの都市計画プロジェクトを例に「当然のことですが、都市は男性だけでできているものではなく、計画を策定する際は、女性をはじめ、さまざまな人の視点が不可欠です。アフリカ諸国は、ジェンダー指数が低いように見られていますが、実は政府職員においては、日本以上に女性が現場で活躍しているのではないかと感じます。その意味では、日本側も女性がバランスよくいたほうが、コミュニケーションをとりやすい側面もあるかもしれません。」と計画づくりにおいて多様な人が活躍する重要性についてコメントしました。
OC Globalは途上国の未来を担う都市計画マスタープラン作成を通じて、当該国の発展を支援するとともに、性別に関係なくすべての人が活躍できる社会の実現を目指しています。