2024年7月16日
『スマートモビリティを活用した 交通結節点施設周辺の歩行空間の魅力度向上』 国土交通省 海外スマートシティ案件形成支援事業に選定
国土交通省は2024年7月3日、令和5年度都市開発案件形成支援事業費補助金(海外スマートシティ案件形成支援事業)対象事業を公表し、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルが提案した『5km/h のスマートモビリティ(歩行者共存型)を活用した、交通結節点施設周辺の歩行空間の魅力度向上に資するスマートシティ関連事業』が選定されました。
関連リンク:国土交通省HP
5km/h のスマートモビリティ(歩行者共存型)を活用した、交通結節点施設周辺の歩行空間の魅力度向上に資するスマートシティ関連事業
実証実験予定地であるジャカルタ特別州
MRT Bundaran HI駅周辺の3Dマップ
出典 : 株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル
試験導入予定の歩行者共存型モビリティ
出典 : ゲキダンイイノ合同会社
本事業は、2019年に円借款により開業されたジャカルタ都市高速鉄道(MRTジャカルタ)における「駅周辺の商業施設との良好な接続」や「駅の居心地の良い歩行空間」を改善し、公共交通利用者の割合の増加や慢性的な交通渋滞改善への貢献を目的とするものです。
5km/hで走行する歩行者共存モビリティ*の開発と運営を手掛けるゲキダンイイノ合同会社とジャカルタにて共同実施いたします。同社のモビリティサービスは、2022年に国土交通省主催の『バンスー・スマートシティ都市OSアイデアソン』にて大賞を受賞し、移動中の情報発信や周辺商業施設との連携など、従来の交通手段とは異なる移動体験を提供しております。
本事業はジャカルタにおけるスマートシティの社会実装に加え、公共交通志向型都市開発(TOD)の促進にも寄与することから、今後様々な関係機関と連携することを期待しております。
*リンク ゲキダンイイノ合同会社:iino 時速5kmで自動走行するモビリティサービス
当社は、ジャカルタ州知事令により MRT沿線のTODのマスターデベロッパーとして指定されたPT. MRT Jakartaと2022年7月と11月にジャカルタ特別州の TOD における事業創出戦略提携に関する覚書を締結しております。また、当社は2023年10月より「TOD推進室」を発足させ、重点化事業として取り組んでおります。今回の事業はTOD関連事業の目に見える成果となります。
OC Global はスマートシティと公共交通志向型都市開発を促進することで、より良い都市空間と交通機能に貢献します。