2020年12月2日

バンガバンドゥ(ジャムナ)鉄道専用橋 起工式

2020年11月29日、バングラデシュ人民共和国タンガイル県・シラジガンジ県において、『バンガバンドゥ鉄道橋建設事業Bangabandhu Sheikh Mujib Railway Bridge Construction Project』(事業費総額約1,500億円)の起工式が行われました。式典には、シェイク・ハシナ首相と伊藤直樹在バングラデシュ特命全権大使、スジャン鉄道省大臣、早川友歩JICAバングラデシュ事務所長他多数の要人が出席されました。

バングラデシュは近年の目覚ましい経済成長に伴った鉄道輸送の増加が予想されているなか、鉄道の老朽化による速度・重量制限、運航遅延、車両故障等が生じており、需要増加に対応できる鉄道網の整備が喫緊の課題とされています。本事業は日本政府の円借款により、ダッカから北西約100km地点のジャムナ川流域において、既存のジャムナ多目的橋と並行して上流約300mに新たに鉄道専用橋(アプローチ含む全長12.5km、鋼製トラス橋4.8km、鋼管矢板井筒基礎50基)を建設することで、将来の鉄道輸送需要への対応及び安全性の向上を図ります。本事業は2024年8月の完成を予定しています。

当社を代表とする3社JV*は、本事業の詳細設計、入札支援、施工監理等のコンサルタント業務をバングラデシュ国鉄(Bangladesh Railway)より受注・実施しております。本事業により、増加する輸送需要への対応を図り、利便性と安全性の向上に貢献してまいります。

*株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル・株式会社長大・DDC(現地企業)JV

写真:バングラデシュ国鉄HPより

完成予想図CG

首相官邸からスピーチを行うシェイク・ハシナ首相

スピーチを行うスジャン鉄道省大臣