2020年8月6日
ナザブ空港整備事業 起工式
2020年7月30日、パプアニューギニア国レイ市において、『ナザブ空港整備事業』(借款額269億4200万円)の起工式が行われました。式典には、ジェームズ・マラぺ首相、グレ民間航空大臣、サム運輸・インフラ大臣、中原邦之在パプアニューギニア特命全権大使、鯉沼真里国際協力機構(JICA)パプアニューギニア事務所長他多数の要人が出席されました。
パプアニューギニア国本島は東西に最高峰4,000m級を擁する稜線が走り、同国第二の都市レイと首都ポートモレスビーを結ぶ交通手段は空路以外にないことから、航空輸送は人や物の移動にとって重要なインフラとなっています。レイ市郊外にあるナザブ空港は年々増加する旅客需要に対して設備が十分に整っておらず、ターミナルビルの老朽化も著しく、旅客手荷物や保安検査などの大半を人力で処理をしているために、ピーク時には大きな混乱を招いています。また航空灯火などの空港保安設備も更新時期を迎え、航空機運航の安全性にも課題があります。本事業では、本邦政府有償資金協力により、同空港の既設滑走路、既設誘導路、駐車場の改修・拡幅、航空灯火の改修、駐車場の新設、旅客ターミナルビル(鉄骨造2階建て延べ約1万700平方メートル)の新設を行います。
株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:米澤栄二)は、当社を代表とする2社JV*で、空港公社(National Airports Corporation)より、本事業の詳細設計、入札支援、施工管理等のコンサルタント業務を受注・実施しております。本事業により、増加する輸送需要への対応を図り、利便性と安全性の向上に貢献してまいります。
*オリエンタルコンサルタンツグローバル・梓設計JV
起工式の様子
(左から4番目)
ジェームズ・マラぺ首相
(左から5番目)
中原邦之在パプアニューギニア特命全権大使
起工式でスピーチを行うジェームズ・マラぺ首相
完成予想図CG