2018年10月2日
タンザニア国「タザラ交差点改善計画」開通式
2018年9月27日、タンザニア国ダルエスサラーム市にて、無償資金協力「タザラ交差点改善計画(供与額5,195百万円)」の開通式が行われました。式典には、タンザニア側からは、ジョン・ポンベ・ジョセフ・マグフリ大統領、ポール・マコンダダルエスサラーム知事、パトリック・ムフガレ道路公社総裁、日本側からは、吉田雅治在タンザニア日本大使、長瀬利雄JICAタンザニア事務所長等多数の要人が出席されました。また、多くのメディアや市民も訪れ、関心の高さがうかがわれました。同立体交差点は、大統領により、タンザニア側の本事業責任者であるタンザニア道路公社の総裁の名前にちなみ「パトリック・ムフガレ フライオーバー」と命名されました。
株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:米澤栄二)・株式会社エイト日本技術開発 共同企業体は2010年の協力準備調査から引き続き、詳細設計、入札図書の作成を含む施工業者選定補助、施工監理業務を担当し、施工は三井住友建設株式会社が担当いたしました。着工当初より250万時間・人以上が投入されましたが、現在まで無事故を達成しており、日本の技術力に加え、安全管理についても高く評価されております。
「タザラ交差点改善計画」は、タンザニア最大の都市 ダルエスサラーム市内で最も混雑の激しいタザラ交差点を立体交差化するための道路改修工事です。同交差点は、空港と市内を結ぶ幹線道路と、ダルエスサラーム港と近隣の内陸国へ続く幹線道路が交わるため、渋滞が慢性化し、同市内の経済活動や物流の妨げになっています。立体交差化されたことにより、交通や物流が円滑化し、タンザニア国の経済発展や投資促進に寄与するものと期待されております。
開通した パトリック・ムフガレ フライオーバー
記念垂れ幕の除幕
ジョン・マグフリ大統領(前列右から2番目)
吉田雅治 在タンザニア日本大使(前列右端)
開通前の パトリック・ムフガレ フライオーバー
吉田雅治 在タンザニア日本大使(左から4人目)
弊社 道路計画部 部長 小西 知行(左から3人目)