2026年2月19日
インドネシア国ジャカルタにおけるSARデータを活用した地盤変動監視プラットフォームに関する ワークショップを株式会社Synspective社・MRTJ社と共同開催
2026年2月5日、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル(OC Global)は、インドネシア共和国ジャカルタにおいて、国土交通省の「Smart JAMP スマートシティ実現に向けた調査」の一環として、小型SAR衛星データを活用した地盤変動監視プラットフォームに関する成果報告ワークショップを開催いたしました。
本ワークショップにおいて、OC Globalはジャカルタ都市高速鉄道(MRT)の運営主体であるPT MRT Jakarta社と、このソリューションの社会実装と将来の鉄道建設プロジェクトでの活用に向け「戦略的協力に関する合意文書(Collaborative Minutes)」に署名いたしました。

参加者との記念撮影

MRTJ社との戦略的協力に関する合意文書(Collaborative Minutes)取交
右MRTJ社‗Hirzi事業企画・拡大部門担当課長
左 当社プランニング事業部副事業部長 浅田 薫永
OC Globalは、ジャカルタ首都圏において長年にわたり鉄道ネットワーク構築やTOD(公共交通指向型開発)を支援してまいりました。近年、ジャカルタでは地盤沈下が深刻な都市課題となっており、既存のインフラおよび建設中の鉄道網への影響が懸念されています。 これに対し、OC Globalは株式会社Synspective社(本社:東京都江東区)と連携し、SAR(合成開口レーダー)衛星を用いたミリ単位の地盤変動解析と、そのデータを一元管理する「統合GIS(地理情報システム)プラットフォーム」の海外展開を進めてきました。本事業は、これらの先端技術を実際のインフラ施工監理に適用し、安全かつ効率的な都市開発を支援することを目的としています。
本ワークショップではPT.MRTJ社をはじめインドネシア地理空間情報庁(BIG)、国家防災庁(BNPB)、現地建設会社、日本大使館・JICAなど約50名が参加し、MRT南北線(Harmoni~Mangga Besar間)における実証結果として、SAR衛星解析データが現地測量データと極めて高い精度で整合したことが報告されました。また、広域的な地盤沈下傾向を「面的」に捉えることにより従来の地上センサーのみでは困難であった広範囲のリスク管理が可能であることが実証されました。OC Globalが開発した「施工監理プラットフォーム」のデモンストレーションでは、地下トンネルを掘削するシールドマシン(TBM)のリアルタイム位置情報、地上の変位のデータを2D及び3D地図上で統合表示し、衛星解析データと現地の測量結果とを比較できる機能について説明しました。参加者からは次世代のインフラ管理ツールとして高い評価を受けました。
今回署名された合意文書に基づき、OC GlobalとPT.MRTJは、鉄道インフラ建設における施工監理ツールとしての本格実装、地盤リスク情報の周辺デベロッパーへの等への地盤リスク情報提供サービス(PoC/実証導入モデル)を展開し、インドネシアおよびASEANにおける安全かつ効率的な都市開発の支援を通じたスマートシティ実現を目指します。
OC Globalは、従来の「建設コンサルタント」の枠を超え、衛星データやDX技術を駆使した高付加価値なソリューションプロバイダーとして、新興国の持続可能な都市開発と経済成長に貢献してまいります。
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