2025年5月22日

土木学会賞 技術賞・国際貢献賞・国際活動奨励賞・技術功労賞 受賞

2025年5月19日、公益社団法人土木学会が令和6年度土木学会賞を発表し、当社が携わった「モザンビーク共和国・ナカラ港開発事業(第一期および第二期)」が、技術賞(Ⅱ)を受賞しました。また、当社 道路技術部 脇田雄一(わきた ゆういち)が国際貢献賞を、道路交通事業部副事業部長 小國磨(おぐに たくま)が国際活動奨励賞を、港湾部参事 鈴木雅人(すずき まさと)と道路交通事業部技師長 大橋治一(おおはし はるかず)が技術功労賞を受賞いたしました。

表彰式は2025年6月13日にホテルメトロポリタンエドモントにて行われる予定です。

【関連リンク】 土木学会HP:公益社団法人 土木学会賞 令和6年度受賞一覧

【技術賞(Ⅱ) モザンビーク共和国・ナカラ港開発事業(第一期および第二期)】
ナカラ港開発事業は、日本の先進技術を活用し、コンテナターミナルの整備等を行い、地域の経済発展に寄与するためのODA円借款事業です。本事業により新たに整備されたコンテナターミナルは、モザンビーク国のみならず、内陸国ザンビア、マラウィを結ぶナカラ経済回廊の基幹港として、地域の経済発展に大きく寄与すると期待されています。

【国際貢献賞  道路技術部 脇田雄一(わきた ゆういち)】
脇田は、約43年にわたり国内外の道路整備事業に従事してきました。特に海外業務では、インドネシア、ベトナム・スリランカ・バングラデシュ・モザンビークなど複数の国で、日本のODA資金やJBIC/JICA資金、世界銀行/イスラム開発銀行資金、民間高速道路資金等、様々なドナーのF/S業務・設計業務・施工管理・プロジェクト・マネジメント・コンサルト(PMC)業務に従事し、当該国の発展に大きく寄与しました。

アフリカの子どもたちと
中央 脇田雄一

【国際活動奨励賞 道路交通事業部部長 小國磨(おぐに たくま)】
小國は、約25年間にわたり道路分野の専門家として、国内外のプロジェクトに携わり、日本の優れた技術を活用し、各国の生活水準向上や経済発展に貢献してきました。得にスリランカ国新ケラニ橋周辺交通改善事業準備調査やケラニ河新橋建設事業では道路設計担当としてプロジェクトに大きく貢献しました。また、現地の技術者に対する技術移転を積極的に行い、途上国の技術者のスキル向上にも寄与するとともに、今後の国際貢献を担う若手・中堅技術者の育成にも尽力しています。

プロジェクト関係者と
右 小國磨

【技術功労賞 港湾部参事 鈴木雅人(すずき まさと)】
鈴木は、約45年間にわたり国内外の港湾事業に従事し、特に30年以上は途上国での港湾事業において、調査・設計・施工監理を統括する重要な役割を果たしてきました。特に、トンガ国内のふ頭改善計画施工監理、モザンビーク国ナカラ港設計施工監理、ケニア国モンバサ港マスタープラン技術支援など、海外の大型港湾開発事業に長年従事し、途上国の発展と土木工学の実務的進化に多大な影響を与えました。

トンガのプロジェクト完成式典にて
一番右 鈴木雅人

【技術功労賞 道路交通事業部技師長 大橋治一(おおはし はるかず)】
大橋は、約50年にわたり国内外の長大橋梁の調査、設計、施工監理、維持管理に携わってきました。特に大橋の長大吊橋における研究は、その後のわが国の吊橋技術の発展に大きく寄与しました。また、基調講演や国内外の大学で講演を行うなど、積極的に技術の継承活動を行っており、本邦で開発された様々な技術を海外に展開・実現し、社会的に大きく貢献しました。

国際会議で講演する大橋治一

 

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