2024年12月17日、東京都が実施する東京都立高校生の国際交流プログラムに参加する生徒24名が、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルが施工監理を行う『カイロメトロ4号線』の施工現場を視察しました。視察では、当社軌道交通事業部副事業部長 錦織敦が開発コンサルタントの仕事や当社が世界各国で実施するプロジェクトを紹介した他、カイロメトロ4号線プロジェクトについて説明しました。さらに、日本の政府資金援助で新設された大エジプト博物館のPMC業務（Project Management Consultant）に2010年から13年間従事した小川寿一氏が大エジプト博物館建設事業について説明しました。将来海外での仕事に就くことを夢見る高校生のみなさんと活発な質疑応答を行いました。

カイロメトロ4号線No.5駅施工現場を視察

カイロメトロ4号線CP401工区事務所でのプロジェクト説明

ピラミッドを背にして集合写真

エジプト国大カイロ都市圏では、人口の急増や自動車台数の増加に伴う交通量増に対して道路整備が追い付いておらず、交通渋滞の慢性化やそれに伴う大気汚染などの課題を抱えています。
カイロメトロ4号線フェーズ１プロジェクトは、6^th of October 市からフスタット市まで、ギザピラミッドエリアやギザ地区、ナイル川下を通る延長約19kmの地下鉄工事で、ニューキャピタルまでの延伸も計画されています。カイロメトロ4号線開業の暁には、ギザ観光地区の交通混雑と大気汚染の緩和が期待されるほか、カイロ中心部からギザピラミッドや2024年10月に常設ギャラリーの試験公開を開始した大エジプト博物館へ、わずか20分で移動できる予定です。

OC Globalは当社が実施するプロジェクトの現場見学や説明会を通じて、国際協力やインフラ開発の理解促進と職業選択の多様化を応援します。