2023年10月30日

軌道交通計画部長萩原崇之 フィリピン国鉄道会議に登壇

2023年10月25日にフィリピン国マニラでフィリピン鉄道会議が開催され、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル軌道交通計画部長萩原崇之が招待プレゼンターとして登壇しました。

講演する軌道交通計画部長 萩原崇之

バウティスタ運輸大臣、坂本JICAフィリピン事務所長、ロントック次官、チャベス次官との記念撮影
左から二人目:当社齊藤行南北延伸線総括、三人目:当社執行役員軌道交通事業部長藤吉昭彦

越川和彦駐フィリピン特命全権大使、坂本威午JICAフィリピン事務所長、福居敬介同次長へ萩原からのプロジェクト進捗報告

プレゼンテーション内容

【関連リンク】フィリピン国運輸省鉄道訓練センターFacebook:https://www.facebook.com/DOTrPRI

本会議は、フィリピン国運輸省が主催するもので、バウティスタ運輸大臣が開会挨拶し、越川和彦駐フィリピン特命全権大使、坂本威午JICAフィリピン事務所長からもスピーチがありました。
萩原はJICA発注の「フィリピン鉄道訓練センター設立・運営能力強化支援プロジェクト」に総括として携わった実績からフィリピン国運輸省の推薦により招待プレゼンターとして登壇いたしました。
萩原はフィリピン国鉄道訓練センターの設立経緯、実施トレーニングの内容、課題について講演しました。同国では拡大する鉄道整備事業において、鉄道人材の育成が喫緊の課題となっています。かかる状況の中、同センターは2019年12月に大統領令により運輸省の付属機関として設立されました。現在までに、鉄道訓練センターで既存の鉄道職員4000人のうち、70%まで研修を終えています。またプロジェクトでフィリピン国鉄道訓練センター(PRI: Philippines Railway Institute)がSMC MRT7の運転士と指令に対して2ヶ月の研修を行ったこと、来年、追加要員を教育する予定等について紹介しました。

施工監理で従事中のマニラ地下鉄事業や南北通勤線事業など、整備中路線の運営・保守職員に対する研修を含めると、今後15,000人程度の鉄道人材を育成していくことになります。弊社は、フィリピン国の鉄道事業における業務拡大を受け2019年6月に「フィリピン鉄道事業統括室」を設立したほか、都市鉄道の運営・保守に関するコンサルティング業務を強化するため2020年4月に「O&M推進室」を設置しています。今後もフィリピン鉄道整備事業に継続して従事すると共に、人材育成・能力強化を通じて同国都市鉄道システムの安全・安心かつ効率的な運行を支援していきます。

 

OC Globalは、関係者と協調して鉄道人材育成することで当該国のインフラ技術の向上と経済成長を支援します。