2023年5月11日
ネパール国緊急学校復興事業 完工式典
2023年5月10日、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルが実施した「ネパール国緊急学校復興事業」の完工式典がネパール国カトマンズ市で開催されました。式典には、ネパール国側からアショク・クマール・ライ教育科学技術大臣、日本国側から菊田 豊ネパール国駐箚特命全権大使、大久保晶光JICAネパール事務所長ら、約120名が参加しました。また、式典の中で、ネパール国教育科学技術省とJICAネパール事務所から当社へ感謝状が授与されました。
式典にて生徒たちとの記念撮影
後列右 当社執行役員総合開発事業部長 黄國鳳
感謝状授与
中央:教育科学技術省 ディリラム・ルイテルPD
右:大久保晶光JICAネパール事務所長
左:当社執行役員総合開発事業部長 黄國鳳
感謝状
本事業は、2015年4月に発生したネパールの首都カトマンズ北西約77キロ(ゴルカ郡)を震源とするMw7.8の地震からの復興を目的とし、2017年1月に着工いたしました。全壊あるいは大きな被害を受けた教室数は31,000以上とされ、100万人近い生徒の学びの場が失われました。これに対し、大地震で特に甚大な被害を受けた6郡を対象に、JICAの円借款事業(借款契約額140億円)として、「Build Back Better(より良い復興)」をコンセプトに、274校の小中高学校の再建・耐震化を行いました。当社は本事業の詳細設計、入札支援、施工監理等を担当しました。
※上図内、青色6郡が本事業対象
事業対象地域図
整備施設:
2203教室/ 116 実験室/ 184 図書室/ 214 ECD/ 68 音楽・美術室/ 133 コンピューター室 / 17 多目的ホール/ 校長室/ 92 職員室/ 92 事務室/ 55 厨房/ 65 倉庫/ 4 警備室/ 692 男性トイレ/ 831 女性トイレ/多機能トイレ/ 教職員ホール(改修)
整備設備・機材:
時計塔/ 家具/ 電気機器/ 給排水・衛生機器/ 太陽光発電機器/ プレイグラウンドと歩道の舗装/ 境界壁/ メインゲート/ ポンプ小屋/ 営倉
裨益者数:
生徒約100,000人、教師約5,000人
パタン中等学校(Patan Dhoka)
シュリーヒマラヤ高等中等学校(Barpak-04)
OC Globalは、災害被害を受けた学校の再建・耐震化を通じで、当該国の持続可能で、安心かつ安全な教育環境の整備に貢献します。