2022年3月9日

インド国 バンガロールメトロ フェーズ2 契約調印

2022年3月2日、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルを含む3社*の共同事業体(JV)が、バンガロールメトロ公社と「バンガロールメトロ フェーズ2」のコンサルタント業務について契約調印を行いました。

調印式はバンガロールメトロ公社(BMRCL)にて行われ、バンガロールメトロ公社からはMr. N.M. Dhoke、Mr. D.R.K. Reddy、Mr. Jitendra Jha、Mr. Rajeev Mishra、弊社からは阿部玲子、JV構成員のSYSTRAからはMr. Hari Somalraju、同じくDB Engineering & Consulting GmbHからはMr. Nataraj K.Mが参加いたしました。

参加者記念撮影
左から3番目:Mr. N.M. Dhoke- BMRC総裁

契約書調印の様子
中央:弊社インド現地法人会長 阿部玲子

本事業の実施場所であるインド南部カルナタカ州の州都ベンガルール(旧バンガロール)は、インドのシリコンバレーと呼ばれ、産業集積地としての発展を背景に経済成長を遂げています。人口増加率はインド主要都市の中で最も高く、自動車登録台数の急増に伴う交通混雑が発生し、交通渋滞は重大な問題となり、経済損失、大気汚染・騒音などの自動車公害による健康被害が深刻化していました。

ベンガルールではフェーズ1として約42kmが既に運行を始めております。フェーズ2では約133km、93駅を建設し、総延長が約175kmへ拡張し、都心部の外郭環状道路沿いや環状道路から近郊の空港までを繋ぐ空港道路沿いを含む3路線を建設する事で、増加する輸送需要への対応を図り、交通混雑の緩和を通じた自動車公害の減少、地域経済の発展、都市環境の改善及び気候変動の緩和等に寄与します。フェーズ2のうち円借款対象となるのは、車両、信号、プラットフォームスクリーンドア、施工監理のコンサルティング業務となります。

弊社は2007年よりバンガロールでメトロフェーズ1の施工監理を手掛けるに止まらず、インド各都市で多数のメトロ・鉄道事業に関わっています。そこで培った技術力及びマネージメント力を生かして、今後もインド国に質の高いインフラを提供すべく、コンサルタントとして尽力する所存です。

*SYSTRA, DB Engineering & Consulting GmbH、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル

発注者 :バンガロールメトロ公社 BMRCL(Bangalore Metro Rail Corporation Limited)
コンサルタント:SYSTRA、DB Engineering & Consulting、オリエンタルコンサルタンツグローバル