2023年11月7日

岸田首相 マニラ首都圏地下鉄現場を視察 運転シミュレーターも体験

フィリピン共和国を訪問中の岸田文雄内閣総理大臣が、2023年11月4日、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルが施工監理を担当する『フィリピン国マニラ首都圏地下鉄』CP101工区の現場を視察されました。本視察では、同国ハイメ・バウティスタ運輸大臣が岸田首相らを案内し、岸田首相は、当社が実施している『フィリピン鉄道訓練センター設立・運営能力強化支援プロジェクト』で運転士育成に活用される予定の運転シミュレーターも体験されました。
【関連リンク 首相官邸HP】
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202311/04philippines.html

CP101工区の説明を受ける岸田総理大臣

前方 首相が体験された運転シミュレーター
中央 岸田総理大臣
岸田総理大臣右隣 バウチスタ運輸大臣、ロントック次官
岸田総理大臣左隣 森屋内閣官房副長官 チャベス鉄道次官

マニラ首都圏地下鉄は日本政府ODA資金及び無償資金協力で実施され、延長34km、2029年の開業を目指し現在工事が着々と進行しています。今回首相が視察されたCP101工区は、マニラ地下鉄工区の最北端に位置し、4駅と一つの車両基地が含まれます。2023年1月にはフィリピン初のトンネルボーリングマシンが発進し、最も工事が進んでいる工区です。
フィリピン経済の中心であるマニラ首都圏は人口1,300万人を擁し、経済の急速な発展と一極集中により、交通混雑が悪化の一途をたどっています。そのため、フィリピン政府は首都圏で大型都市鉄道事業を集中的に実施しています。当社は、これまでにフィリピン国内で複数路線の鉄道の計画・設計・施工監理等を実施しているほか、JICA技術協力プロジェクトを通じて鉄道技術者の育成にも積極的に取り組んでいます。今後もフィリピン国運輸省と緊密に連携し、一極集中したマニラ市内の渋滞緩和を早急に実現するべく、安心安全かつ迅速で効率的な工事の実施を強力に推進していきます。

 

OC Globalは、安心安全かつ効率的なインフラ整備を行うとともに、鉄道整備を通じて当該国のCO2削減に寄与しています。