2024年2月29日

土木学会インフラメンテナンス プロジェクト賞 受賞 フィリピン国 第一セブ・マクタン橋の健全度調査および緊急補修工事

2024年2月28日、公益社団法人土木学会講堂にて、第3回インフラメンテナンス賞の表彰式が行われ、当社が携わった「フィリピン国 第一セブ・マクタン橋の健全度調査および緊急補修工事」がプロジェクト賞を受賞いたしました。

【関連リンク】土木学会HP:2023年度インフラメンテナンス表彰制度_授賞決定のお知らせ

表彰状授与

表彰状

第一セブ・マクタン橋は全長860mのメトロセブ地域の経済を支える主要幹線道路であり、1973年に完成し、本年で供用50年を迎えました。本事業では、本橋の今後の利活用方針を検討するため、健全度調査を実施、調査結果に基づき緊急補修工事を行いました。同国では、これまで点検マニュアルに基づいた定期点検を行っていましたが、本事業を通して、現地技術者に対して点検時の留意点について教育を行うとともに、日本の鋼橋補修技術を紹介しました。同国には本橋以外にも50年を経過した橋梁が多数あり、点検を実施する時期が到来しています。日本の技術・経験を活用した本事業は現地の橋梁維持管理に対する警鐘を鳴らす良い事例にもなりました。これらが評価され、この度の受賞となりました。

マクタン橋全景

 

OC Globalは既存インフラの補修技術を移転すると同時に維持管理の重要性を伝えていくことで、同国のインフラがより長く安全に使用し続けられるよう支援しています。