2022年4月15日

『マタディ橋ものがたり—日本の技術でつくられ、コンゴ人に守られる吊橋』 出版記念オンラインセミナーに辰巳正明登壇

株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル 技術顧問 辰巳正明が執筆に参画したJICAプロジェクト・ヒストリー『マタディ橋ものがたり—日本の技術でつくられ、コンゴ人に守られる吊橋』(佐伯出版)の出版記念オンラインセミナーが3月24日に開催され、辰巳が登壇しました。

関連リンク JICA緒方貞子平和開発研究所
セミナー内容:https://www.jica.go.jp/jica-ri/ja/news/event/20220324_01.html
プロジェクト・ヒストリー:https://www.jica.go.jp/jica-ri/ja/publication/projecthistory/ph_26.html

出版社 株式会社 佐伯コミュニケーションズ:https://www.saiki.co.jp

オンラインセミナーで講演する 辰巳正明

アフリカ中央部に位置するコンゴ民主共和国。1960年に独立後、国際的な援助合戦のなか、鉱物資源を大西洋に臨む港まで運ぶ鉄道を日本が建設することになった。オイルショックによる世界的インフレのため鉄道工事は見合されたが、本州四国連絡橋で開発が進む日本の鉄道吊橋の建設技術で、1983年にコンゴ川を渡河するマタディ橋が完成。

しかし、暴動の発生による政情不安から、日本からの支援は途絶えた。

吊橋建設と維持管理の技術を日本人エンジニアから学んだコンゴ人エンジニアたちは、日本人エンジニアの熱い思いを引き継いで、内戦や政情不安を乗り越え、40年近い年月、「橋守」としてマタディ橋を大切に守り続けてきた。

今もピカピカの、マタディ橋の物語をお聞かせしましょう。(本書より)

 

 

OC Globalは既存インフラの補修技術を移転すると同時に維持管理の重要性を伝えていくことで、同国のインフラがより長く安全に使用し続けられるよう支援しています。