2025年9月29日

ラオス国 首都ビエンチャン上水道拡張事業起工式

2025年9月16日、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルが共同企業体*幹事会社として詳細設計、入札支援、施工監理のコンサルティングサービスを実施している「ラオス国首都ビエンチャン上水道拡張事業」の起工式が行われました。式典には、ラオスからArtsaphangthong SIPHANDON市長、Sililaththongsin THONGPHENG副市長、ビエンチャン市公共事業運輸局のBounyavath NIRAXAY局長、財務省のVilate KINNAVONG局長らが、日本から在ラオス日本国大使館の小泉勉特命全権大使、JICAラオス事務所の小林美弥子所長らが出席されました。施工は株式会社クボタ建設、株式会社クボタ、丸紅プロテックス株式会社が担当します。

*株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル、SMEC International Pty Limited、SK CONSULTANTS

起工式でスピーチを行う
Bounyavath NIRAXAY局長

起工式後のOCG関係者記念写真

右から6番目:Artsaphangthong SIPHANDON市長、左から4番目:Sililaththongsin THONGPHENG副市長、
左から3番目:Bounyavath NIRAXAY局長、左端:Vilate KINNAVONG局長、右から5番目:小泉勉大使、
右から4番目:JICA小林美弥子所長、右から2番目:当社副社長 森睦也

ラオス国の首都ビエンチャンでは、近年の急激な経済成長と人口増加により水需要が著しく増大し、その整備が追いついていない深刻な状況にあります。既存の浄水場の多くは、すでに設計された生産能力を超える過負荷運転を余儀なくされており、水道普及率も都市部で約7割にとどまっています。さらに、現在の供給能力32万㎥/dに対して、2030年には40万㎥/d以上の水需要が見込まれており、このままでは市民生活や産業活動に不可欠な水の安定供給が大きく脅かされることが懸念されます。

本事業は、首都ビエンチャンにおいて、逼迫する現在及び将来の水需要に対応するため、浄水場や送配水網といった水道施設を計画的に拡張・整備することを目的としています。これにより、全ての市民が安全な水へ安定的にアクセスできる体制を構築し、過負荷運転の解消と給水の安定化を図ります。

 

OC Globalは、浄水場拡張事業を通じて、安全な水を安定的かつ持続的に供給する基盤を整え、当該国の公衆衛生と生活水準の向上を支援します。