2025年4月9日
ホンジュラス国 国道一号線橋梁架け替え計画(グアシロペ橋)開通式
2025年4月1日(現地時間)、ホンジュラス国バジェ県ナカオメ市において、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルが、概略設計及び、詳細設計、施工監理等のコンサルティングサービスを担当した、「国道1号線橋梁架け替え計画(グアシロペ橋)」の開通式が行われました。式典には、ホンジュラス側からはシオマラ・カストロ大統領、セラヤ大統領私設秘書官、ピネダ・インフラ運輸相(SIT)、その他関係者、日本側から中井一浩在ホンジュラス駐日大使、門屋篤典JICAホンジュラス事務所長らが出席されました。
会場でスピーチされる
シオマラ・カストロ大統領
シオマラ・カストロ大統領と参列される中井一浩ホンジュラス駐日大使およびJICA門屋所長
右側:中井一浩 在ホンジュラス駐日大使
中央:ピネダ・インフラ運輸相(SIT)
左側:当社上席理事/業務主任 藤熊昌孝
新グアシロペ橋全景
鋼アーチ・ランガー桁橋
中米諸国を結ぶパンアメリカンハイウェイ(PAH)に位置するグアシロペ橋は1943年に建設され、著しい老朽化が課題となっていました。そこで、無償資金協力により本橋の架け替えを実施したものです。本事業は、ホンジュラス南部のPAH沿道地域における経済発展を促進するとともに、ニカラグアおよびエルサルバドルとの円滑な貨物輸送を実現するもので、中米地域全体の広域物流に寄与する重要なインフラ事業として位置づけられています。
橋梁形式は、主径間に鋼下路式アーチ(ランガー桁橋)、側径間にPC箱桁を採用。耐候性鋼材を使用することで、将来的な維持管理の効率化にも配慮しています。施工は株式会社 安藤・間(呼称:安藤ハザマ)が担当し、オールジャパン体制で本橋を完成させました。また、当社の現地法人 OC LATIN AMERICA, S.A. も本事業に参画し、グループ企業と連携して施工監理業務を担いました。
OC Globalは質の高い、信頼でき、持続可能かつ強靱なインフラ整備を通じて、当該国の経済発展を支援しています。