2019年2月27日

フィリピン国マニラ首都圏地下鉄事業(フェーズ1)起工式

2019年2月27日、フィリピン国マニラ首都圏北部の ヴァレンズエラにおいて、『マニラ首都圏地下鉄事業(フェーズ1)』(総事業費793,526百万円)の起工式が行われました。式典には、ミディアルデア大統領府秘書官、ツガデ運輸通信大臣、ビリヤール公共事業道路大臣、羽田浩二在フィリピン特命全権大使、和田義郎国際協力機構(JICA)フィリピン事務所長他多数の要人が出席されました。

フィリピンのマニラ首都圏では、人口増加に伴い交通渋滞が深刻化し、同国の国際競争力低下の要因となっています。本事業は、マニラ首都圏における大規模公共交通網の南北軸として、北部ケソン市と南部パラニャケ市を結ぶ、フィリピンで初となる地下鉄(地下15駅、延長約25km)を整備するものです。本事業に対する円借款には本邦技術活用条件(STEP)が適用され、地下トンネル掘削、狭隘な部分での施工、信号システム、車両等に日本の技術が活用される予定です。

株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:米澤栄二)は、OC Globalを代表とする6社JVで、昨年11月21日にフィリピン運輸省(DOTr)より、本事業の入札支援、施工管理等のコンサルタント業務(260億円:予備費、税金含む)を受注いたしました。情報収集・確認調査、準備調査、詳細設計に引き続いての受注です。先行工区(3駅および車両基地)に関しては2022年、残り工区(12駅)に関しては2025年の供用開始を予定しております。本事業により、増加する輸送需要への対応を図り、マニラ首都圏の深刻な交通渋滞の緩和に寄与することが期待されています。

manila ground-break ceremony

<写真左>
起工式の様子
(前方左2番目から)
和田義郎 JICAフィリピン事務所長
ツガデ運輸通信大臣
(後方左から)
弊社 代表取締役社長 米澤栄二
弊社 軌道交通事業部長 中村信也

<写真右>
掘削ショベル前にて
(左から)
弊社 マニラ事務所長 佐藤隆
弊社 代表取締役社長 米澤栄二
羽田浩二 在フィリピン特命全権大使
和田義郎 JICAフィリピン事務所長
弊社 軌道交通事業部長 中村信也
弊社 前マニラ事務所長 浅野雄司